10番ピン、2種類の残り方。その原因と対応方法。
10番ピン残り。
前回はその残り方が2種類あることを書きましたが、今回はその原因と対応方法を考えてみたいと思います。
前回記事。
▼ 10番ピン、2種類の残り方。
ソフトテン
ボールが1番ピンにかなり弾かれてしまい、
3番ピンの真正面から左側かなり厚めに当たった場合に起こる現象ですね。
なので、そのあとボールで6番ピンの薄目にヒットして、
ガターの横に転がる感じになるのが特徴になります。
これはポケットヒットがジャストから薄いのも、もちろん原因ですが、
回転力不足が大きな原因になります。
スピードが遅いボウラーや、回転力が無くボールが完全に失速してしまった時になります。
この場合、なんど同じコースに投げても、同じように10番ピンが残ってしまいます。
仲間からは「ツイてないね」と言われるかもしれませんが、
残念ながら、ツキではないので、何かしらの対応をしなければなりません。
この「ソフトテン」時の対応方法ですが、
もちろん厚めを狙うのも良い方法なんですが、
ボールの力不足なので、
もっと走るボールを使ってボールの力を温存するか、
オイルの多い部分をもっと使ってボールの力を温存するか、
もし曲げすぎで失速しているなら、曲げないラインを選択するかになります。
1番良いのはもちろん回転力アップなんですが、それはすぐには出来ませんからね(^^ゞ
ソリッドテン
次は、ソリッドテン。
ソフトテンと同様、ボールが1番ピンに負けて弾かれてしまうのは同じなんですが、
ソフトテンよりも弾かれずに、ボールは3番ピンの左側に厚めにヒット、
そして、3番ピンが6番ピンの薄めにヒットして、
6番ピンが10番ピンの横を巻くようにして後ろに飛んでいきます。
ソフトテンのようにガターには6番ピンは残りにくいのが特徴です。
このソリッドテンは、主にボールスピードがありすぎる場合に起こります。
またオイルを使い過ぎてボールが滑りすぎている場合や、
あと少しの回転数が足りない時、レーンキャッチ(摩擦力)が弱い時に起こります。
ちょっとだけ1番ピンに負けてしまっているんですよね(^^ゞ
こちらの場合はソフトテンとは違い、回転力不足ではないので、
投げ方や、投げるライン取り、レーンアジャストで対処出来ます。
対応方法としましては、
あと少しの回転数なのですから、
転がしてあげる投げ方や、
あるいはスピードを少し落とす、
またはオイルを使い過ぎないようにして、少しだけ大きめに曲げるライン取りをすれば良いです。
この3つの対処方法の場合は曲がりも大きくなりますので、立つ位置は少し内になると思います。
あるいは、ボール選択を、奥での摩擦力、曲がりが大きいボールに交換という選択もあります。
最後に
このように、10番ピンが残る結果だけをみると同じに見えますが、
その前の残る過程、ピンアクションで、
原因、対応方法がかなり異なりますので、
やはり、大事なのは、
「しっかり最後までボールの動きを見る」
「しっかりピンアクションを見る」
ということですね。
投げて、ストライクだ!とか、1本残った!とかよりも、
なぜストライクになったのか?、なぜ1本残ったのか?
を考える方が大事で、
1投1投のボールの動き、ピンアクションから出るレーン状況の情報をきちんと受け取って、
次の1投に備えないといけないです。
地道なことですが、こういうことを少しずつ実戦していくことによって、
少しずつですが、アベレージは上がって行きますよっ!(^^♪